今年の年間入り込み客数が目標の200万人を突破した境港市の観光名所、水木しげるロードで28日、1年を締めくくる「大感謝祭」が開かれた。

 

官民の関係者がくす玉を割って大台の達成を祝い、同ロードの大規模リニューアル事業の工事が進む中でにぎわいを支えた全国のファンや市民らに感謝。観光客らに餅が振る舞われ、会場は華やかな雰囲気に包まれた。

 

水木しげる記念館前であった式典で、中村勝治市長は「ありがたく、うれしい思いでいっぱい」と感謝。来夏完成予定のリニューアル事業を紹介し、「より楽しんでもらえるロードづくりに関係者一丸となって全力で取り組みたい」と支援を要請した。

 

会場周辺では餅つきの音が響き渡り、つきたての餅が振る舞われた。沖縄県石垣市から境港市に帰省中の黒島純子さん(40)は長男(4)、長女(2)ら家族と訪れ、「石垣市の観光関係者にも水木ロードの頑張りはよく知られており、うれしい。子どもたちもロードが大好き。リニューアルを楽しみにしています」と話した。

 

境港市によると、26日現在の入り込み客数は201万1565人(前年同期比4・9%減)。道路改良工事に伴い一時移設中の妖怪ブロンズ像を集めた野外特別展示「世界妖怪会議」など、工事期間中の集客対策も奏功して大台に乗せた。(門永隆一)

 

引用 日本海新聞 2017年12月29日

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